【おーくしょんパーティ!】原価との戦い

どーも、ラディアスリーの中村です。

今回は、製品化に向けて原価について悩んだことを書いてみます。

 

いきなりですが、おーくしょんパーティ!のコンポーネントはこんな感じです。

まとめると、カードが66枚、紙幣が70枚、シートが2枚、ポーンが5個、ダイスが2個、マーカーペンが4本…と。(マーカーペンはホワイトボード用のやつです。)

結構な物量だなぁ…。

これをワンストップでポンと発注できると楽なんですが、それぞれの印刷屋さんで得意不得意などありそうですし、そもそもマーカーペンとか用意してもらえるのだろうか?という根本的な問題が…。

全部まとめてやってもらって箱詰めもしてもらえると楽なんでしょうけど、それだとどうしても原価が上がってしまうので、箱詰めなどは自分たちでやって、コンポーネントはそれぞれ良さそうなところに別々に発注する方針にしました。

これが一般的なのかどうかは全然わかりません。なぜならアナログゲーム制作は初めてだからです!(威張って言うな、という。)

 

いろいろ見積もり依頼などしてみた感じ、やはりカードが高いですね…。角丸加工とかニス加工とかオプション付けちゃうとどうしても…。

どこまで妥協するのかというのも原価を抑える時のポイントになりそうです。

 

それと化粧箱が高かった!箱って結構な値段するんだなぁ…。初めてのことなので驚きや発見が多いです。

これはもう相見積もり取って安いところ探すしか…。

 

さらにさらに、サイコロも高かった。自分で使うダイスなんかは数が多くないし何度も買い替えなくてもいいので単価は気にならないですが、制作側になってみると安く作って手ごろな価格設定をしたいと思い単価にシビアになってしまいます。

木製ダイスでちょっと大きめで手になじみやすいもの…なんて当初は考えていましたが、これはちょっと価格的に難しそうだなぁ…。

ここも価格とクオリティのバランスで悩みどころです。

 

そしてなんといってもマーカーペン。ホワイトボード用ので、キャップのところにイレーサーがついている奴がいい。

でも、イレーサー付きのってマグネットがついているものが多いんですよね。マグネットはいらない…。マグネットなくていいからその分単価下げてほしい…。

マーカーペンはかなり高かったので、クオリティを下げざるを得ない感じです。

とはいえ、イレーサーなしだとプレイヤー側でティッシュやら用意してもらわなくてはならなく、もしかしたら箱を開けた瞬間遊べないケースがあるんじゃ…なんてことを考えるとイレーサーは必須ですよね…。

これをなんとか見つけねば……。

 

ということで、製品はどうなっているか見てからのお楽しみ!(もしかしたら用意できなかった…とか全くないとは言えないのが怖い。。)

 

ちなみに、マーカーペンが高いので、どうにかしてペンを使わないでいい方法はないかといくつかアイディアを出しましたが、結局マーカーペンが一番プレイしやすいということで、なんとかしてマーカーペンを探す方向に。

この時のアイディアについてはまた次回にでも書こうかと思います。

ということで、今回はこれにてッッ!

中村 良 について

副社長 兼 エンジニア ゲームデザイン・設計・クライアントプログラム・サーバプログラム(少々)・デザインデータの仮素材作成など結構いろいろやります。 会社運営関連の社内システム整備などもやったりと下っ端感が半端ない40代男性。